少し前までは、IT業界における開発の主役と言えばwebサイト構築であった。
したがって、日本のプログラマーの多くがphpやperlを学び、その仕事に従事している。
しかし、スマートフォンの普及によってandroidのアプリ開発が盛んになり、今ではwebサイトから主役の座を奪おうとしている。
時流を見て、アプリ開発の企業に乗り換えようと転職を検討した際、問題になるのがスキルの壁である。様々なプログラム言語の中で日本のプログラマーが最も多く使用しているのがphpである。
この言語は非常にマスターしやすく、適当にプログラミングしてもとりあえず動かすことができるハードルの低さが最大の魅力だ。
ところが、androidのアプリ開発に使用されているプログラミング言語はjavaである。こちらも人気の高い言語ではあるのだが、phpに比べると習得は少々困難なのだ。
phpしか知らないプログラマーであれば、使いこなせるようになるにはかなりの時間がかかるかもしれない。
しかも多くの場合、アプリ開発に従事するには企業から過去の開発実績を求められるのである。
初心者が入り込める隙間はほぼないと言わざるをえない。
こんな事態にならないためにも、プログラミング言語は日頃から複数学んでおくことをおすすめする。産業の需要は常に変化するものであり、多くの需要に応えられないのでは企業に求められるプログラマーには成り得ないからだ。